ワイン販売の戦略を考えるときに、抑えておくべきVMD(ヴィジュアル・マーチャンダイジング)的最初のポイント 

さて、前回は以下のVMD(ヴィジュアル・マーチャンダイジング)に含まれる主な要素が、しっかりと繋がり、「販売活動が視覚化されていること」が重要であるというお話をしました。

『VMDに含まれる主な要素』

1.ショップやコーナー、ブースなどの販売空間(=ハコ)
2.販売コンセプトやブランドコンセプト、ショップコンセプト
3.品揃え
4.棚割と商品分類
5.商品展開と陳列
6.各ポイントの役割に合ったディスプレイ
7.販促

今回からは、これらが実際に何を指しているのかと、繋げるポイントについてお話していきたいと思います。

さて、今回からの各回は
1.ショップやコーナー、ブースなどの販売空間(=ハコ)
2.販売コンセプトやブランドコンセプト、ショップコンセプト

についてです。

この二つは、ショップや売場の「ブランディング」という点で一番初めに決める必要がある2つです。
また、リニューアルやリモデルなどを行う際にも重要になります。
まず、この2つがしっかりと考えられ、繋がっていなければならず、この2つはこの後に続く3.~7.の要素ではカバーできません。
いわば、戦略の土台となる部分といえます。

ワインショップや売場でよく見かけるのがここを飛び越して、「まずは自分の好きなワインを集めて、それからそれを売場に当てはめる」というパターンです。その気持ちもよーくわかるんです、好きなワインに囲まれる幸せってありますから。わかるんですけど・・。

売場造りでこれをやると、危険なんですよね。
例えば、よく知っている人だけに販売するならそれもありなんじゃない?と思うかもしれませんが、自身が「教祖的に絶大な支持基盤」をすでに持っている以外はまず幻想を捨てましょう。この基盤がある場合逆に、リアルな売場は無くてもいいですね。
体感ですが、最低100~300人ぐらいの支持基盤があれば大丈夫かなと思います。(事業規模によりますが。)

特に今後複数店舗展開を考えている場合はとても重要です。
ここの計画が後の自分を大きく助けるという事、先に言っておきますね。

次回に続きます。

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