VMD(ヴィジュアル・マーチャンダイジング)って何だろう?(その3)

さて、今回はVMD(ヴィジュアル・マーチャンダイジング)とは、どんな要素を含んでいるのか?
をお話したいと思います。

VMDというと、用語を聞いたことのある人は、商品陳列やウインド・ディスプレイのことを、
一番に思い出すようです。もちろん、それらも重要な要素の一つですが、
VMDにはもっと多くの要素が含まれます。

前回「VMDとは販売を視覚化する戦略」であるというお話をしました。
その戦略のもっとも分かりやすく露出する重要な部分が商品陳列やディスプレイであるのは確かなのですが、それらがしっかりと効果を発揮するには、そこまでの戦略がしっかりと練られていなければただ商品を並べただけと何も変わりがありません。

というわけで、「販売を視覚化する」には、以下の要素がしっかりと戦略的に繋げられ、店頭にて表現されていることが重要です。

『VMDに含まれる主な要素』

1.ショップやコーナー、ブースなどの販売空間(=ハコ)
2.販売コンセプトやブランドコンセプト、ショップコンセプト
3.品揃え
4.棚割と商品分類
5.商品展開と陳列
6.各ポイントの役割に合ったディスプレイ
7.販促

あれ、そんなこと普通に考えているけど?と思った方も多いかもしれません。
そうなんです。

誰しもが、それぞれの項目について販売活動を行う上で、一度は考えたことがあるはず、なのですが、
それぞれが点のままでは、「なにを買える店なのか?=何のためのそこへ行くのか?」がお客様に伝わりにくくちぐはぐな印象を与え、逆効果になってしまいます。

したがって、販売活動においての重要なポイントはこれらをすべてつなげて考え、「販売を視覚化する」という事なのです。

そこで、次回からは、VMDにおいて、これらの要素はそれぞれどう影響し繋がっているのか?を
お話していきます。

 

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